いい子いいヤツいい私

世界を駆ける夢たちへ

#13 カンボジアでボランティアをしてきました

2020/03/11~2020/03/17の間の7日間、カンボジアで日本語と英語を教えるボランティアをしてきました。

 

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そこで感じたことを、書いていきます。

 

 

まず、子供たちの意欲がすごい

学ぶ姿勢がすごく積極的。

「発表してくれる人!」っていう私の問いかけに、クラスのほとんど全員が手を挙げてくれる。(当てる側の私が迷うくらい💦)

先生が言わなくてもしっかりと覚えるべき単語を覚えてくる。

そして、休み時間に練習している生徒もいる。

また、英語の授業中に先生が文法についてクメール語(カンボジア公用語)で説明しているときにこんなこともありました。

answerという単語の意味がわからなかったある女の子が、後ろに座っていた私に

「answerって日本語でどういう意味ですか?」って聞いてきました。

私は、最初なんで日本語なんだろう?と不思議に思ったのですが、彼女たちは、英語の内容をクメール語で理解するために、日本語を介して理解しようとしていました。

日本では、あまりないことでとてもびっくりしました。

クメール語、英語、日本語の三か国語を学んでいる彼女たちだからできることではありますが、わからないことをどうにかして理解しようという姿に感動しました。

 

次に、生徒たちが互いに助け合って学んでいる。ということ

私が行ったカンボジアの村は、電気が安定的に供給されておらず、水道は整備されていない状況で、トイレも自分たちで流すというような生活でした。

そのような地域ではもちろん、文房具が充分にあるわけではありません。

ボランティアスタッフからもらった1冊のノートを丁寧に使っていたり、消しゴムを何人かでシェアして使っていたりする様子が教室で何度も見られました。

また、生徒たちが覚えてきた単語を発表する時、つっかえた生徒がいたら、座っている他の生徒がヒントを出して助けてあげる様子も見られて、クラス全員で学ぶ環境が整っていることが素晴らしいと思いました。

教室の黒板が、日本の様に微妙に曲がっているものではなく、壁に貼り付けてあるだけなので、窓際の生徒は、光で黒板が見えないということが毎回起こります。

その時は、黒板が見えている生徒のノートを借りて、黒板に書かれていることを映していて、困っている生徒を助けること、困っているときに誰かを頼ることが自然にできていて、すごいなと思いました。

 

同じ時期に参加していた参加者さんたちも言っていたけれど、「日本にはなくて、村にあるものがいっぱいある」ということを感じました。

子どもたちの笑顔に触れ続けた一週間。

子どもたちにたくさんのことを教えてもらいました。

この一週間で感じたことを、できるだけ多くの人に伝えて、この国際協力の輪を広げていけたらいいなと思っています。

 

最後に、ここからは私にしか書けないことを書いてみる

 第二言語習得という場面に、少し長い間参加してみて思ったことは、「自分意外とできるかも」ってこと。教える側が自信をもって教壇に立ってないと、教わる側は不安だよなと思い、教えるときは、できるだけ大きな声ではっきりと話すようにしていました。実際に、使われている教材を見てみて、私の知らないところで誰かが、クメール語での説明が入った日本語の教科書を作っていたんだ、それを使って日本語を学んでいる子供たちがいるんだって思ったときに、「日本語をもっと大事にしたい」という思いとともに、日本語教員として働くということの具体的なイメージがわいてきました。

 一緒に参加した子が、「日本語って、学ばなくても生きていける言語なのに、学ぼうとしてくれている外国人がいるってすごいことだよね」って言っていて、私の中にあった、日本語教員という仕事の重要性とか、なぜその仕事があるのかという疑問の答えになることを見つけられたような気がしました。

 

私が、参加したプログラムの詳しい説明は、こちらに載っています。

気になった方は、ぜひ見てみてください!

https://volunteer-platform.org/internship/cambodia/